【キシャメシ】「上越で最強のランチのコスパ店み~っけ!」『美味居』のランチにお客が殺到!

以前は「台湾料理」を看板に掲げていた紅鶴楼(こうかくろう)の跡地に居抜きでできた「美味居」(うまい)。夜も営業しているが、昼のランチ時には家族連れで賑わっている。

 

そして、同店のランチセットが素晴らしい。麺と飯物がそれぞれ8種類から、好きなものを組み合わせて、なんと890円(税別)。消費税を含めても1,000円未満なのがありがたい。非常にリーズナブルである。

組み合わせは無限大。夢が広がる

数ある組み合わせの中から、今回は台湾ラーメンと炒飯の組み合わせをオーダーした。目の前にやってきたのは、見るからに辛そうな一杯だ。濃厚なスープにたっぷりのひき肉、ニラ、そして唐辛子がたっぷりとトッピングされている。匂いだけでもピリッと辛さが鼻を刺激する。まずはスープを一口。うん、やはり辛い。しかし、ただ辛いだけではなく、鶏ガラベースのスープがしっかりとコクを感じさせる。

何にせよ、スープのコクがやばい。ほら見てみて、これ。

「これは、うまい!」

辛さと旨味が絶妙にマッチし、思わずもう一口、もう一口と箸が進む。ひき肉の旨味がスープに溶け込み、深みのある味わいである。次は麺をすすってみる。中細のストレート麺がスープによく絡み、一口ごとに辛さが口の中に広がるが、不思議と止まらない。辛さの後からじわっと広がる旨味がたまらなく美味しいのだ。途中、トッピングのニラと唐辛子がアクセントとなり、ピリ辛の中に少しずつ野菜の香ばしさも楽しめる。スープのパンチが強いのに、飽きがこないバランスの良さが魅力的だ。そして何より、食べ終わった後には心地よい辛さが身体全体に残り、ぽかぽかと温かさが感じられる。

台湾ラーメンと一緒にセットになっている炒飯も忘れてはならない。炒飯なんて、もともと本場中国では、ご飯の残り物を炒めたもの。到底、本来は主役にはなれない代物だ。まして、同店では、ラーメンのインパクトが強いため、正直なところ「炒飯はおまけかな?」と思っていたが、一口食べてその考えが覆された。

見た目はシンプルで、ラーメンの後の強烈な辛さを中和してくれる存在かと思いきや、この炒飯も一筋縄ではいかない。

まず一口。うん、これは素晴らしい。しっかりとした火力でパラッと仕上げられたご飯は、香ばしい香りが口いっぱいに広がる。卵のふんわり感とネギのシャキシャキ感が絶妙なバランスを生み出し、シンプルな見た目以上に味の深みがある。味付けは控えめながらも、しっかりと塩気が効いており、ラーメンのスープをすすりながら一緒に食べると、さらに美味しさが引き立つ。ラーメンのピリ辛スープをすくって炒飯に少しかけても、最高の組み合わせである。

炊飯にしてこの存在感

セットの炒飯としては、軽い箸休めかと思いきや、これ単体でも十分満足感がある。ラーメンの強烈な辛さと旨味を引き立てつつ、しっかりと独自の存在感を放っている、非常に優秀な一皿であった。

店名 中華料理 美味居(ウマイ)

電話 025-520-8839

所在地 上越市大和3-14-12

(記者 Y)

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