【負債総額は2億6,130万円】自動車販売などの星商会(新潟県燕市)が破産開始決定
東京商工リサーチ新潟支店によると、自動車販売、修理などの有限会社星商会(新潟県燕市笹曲、登記上は燕市地蔵堂本町、設立1962年10月1日、資本金320万円、星満雄社長、従業員17人)が9月6日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。
なお、申請代理人は五十嵐広明弁護士(伊津・五十嵐法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には坂西哲昌弁護士(片桐・坂西・阿部法律事務所、新潟県三条市)が選任された。負債総額は2億6,130万円。
星商会は、1962年10月に自動車販売、修理などを目的に設立された事業体で、サブディーラーとして乗用車や軽自動車の販売、修理などを手掛けていた。
また、トラック等の大型車両が入庫できる整備工場も保有し、多種多様な顧客ニーズに対応できる体制を構築し、地元企業や一般個人を対象に顧客を形成、既往においては約6億円の売上高を計上していた。
しかし、コロナ禍における半導体不足の影響等で自動車の新規販売受注を受けることができない状況となった。
また、新車仕入れの際のシステム変更により、これまでは新車仕入れ代金を分割で支払うことができたが、納車時に一括支払いしなければならなくなり、資金繰りが悪化していった。
さらに、代表者が体調を崩し、事業承継を模索しているなかで決算書が実際と大きく異なっていることが判明し、金融機関の協力も得られず、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは171件目となる。
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