新潟県が県内医療従事者・高齢者の新型コロナワクチン接種率や、変異種スクリーニング検査の結果を発表

新潟県福祉保険部感染症対策・薬務課の山田光男課長補佐

県内のワクチン接種状況に関して

新潟県は23日、県内の新型コロナウイルスワクチン接種の状況や、変異株スクリーニング検査の結果などについて発表した。

県では県内医療従事者(約8万人)のワクチン接種を6月末までに終了させる計画であり、21日時点では1回目が約8万回分終了、2回目は約6万6,000回分が終了している。

一方、約72万人を見込む高齢者への接種は、1回目は37万回分、2回目が11万6,000回分が終了。高齢者へ対する接種は、7月末までの完了を目指している。

また、23日13時の時点での大規模ワクチン接種・朱鷺メッセ会場(新潟市中央区)の予約状況も公表した。7月3日がの予約は、定員4,000人に対して1,448人(36.2%)。4日が同じく4,000人に対し947人(23.7%)となっている。両日合計では8,000人の定員のうち、予約済みは2,395人。

22日の公表からは大きく変わらず、予約の伸びも小さくなっていることから、県では新たな呼びかけも検討している。一方で、国の配分スケジュールが明らかでないことなどから接種対象者に関しては拡大する予定はないという。

県が進めている、市町村や大規模接種にかかる医療従事者のマッチングに関しては、医師の登録者数が276人、内218件(9市町)のマッチングが成立。看護職員は、630人が登録し、332件(10市町)マッチングしている。

 

デルタ株は確認されず

県は、17日から23日までの検査で17件の新型コロナウイルス感染症・L452R変異(「デルタ株」と呼ばれる変異株に見られる変異)スクリーニング検査を実施したが、内13件が陰性、4件が判定不能となったことを発表した。

なお、同変異のスクリーニング検査は今回含め63件実施されているが、いずれも陰性、あるいは判定不能となっている。

 

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