新潟労働局長、新潟市中央区のアパ〈新潟駅前〉プロジェクトの建設現場でを公開安全パトロール

新潟労働局は24日、新潟市中央区のアパ〈新潟駅前〉プロジェクトの建設現場で新潟労働局長による公開安全パトロールを実施した。

令和3年度全国安全週間(7月1日から7日)を控え、事業所に労働災害防止活動の活性化や安全意識の高揚を図ってもらうため実施した。 新潟市中央区のアパ〈新潟駅前〉プロジェクトは、新潟駅近くにホテル「(仮称)アパホテル&リゾート新潟駅前大通」とマンション「(仮称)プレミア新潟駅前大通」の建設を進めているプロジェクト。発注者はアパホーム株式会社で施工は熊谷組・加賀田組・植木組 共同企業体が行なっている。

「(仮称)アパホテル&リゾート新潟駅前大通」は鉄骨造19階建で高さ59.99メートル。延床面積は2万2,603.74平方メートル。シングル、ツイン、スイートなど1001室(3階から19階)で、2階には大浴場、プール、ジム、エステ、ゲームルームなどが入る。

この日は約220名の作業員で、屋上スラブ配筋、3階から8階の内壁工事、3階から6階の外壁仕上げ工事、3階のユニットバス据付などを行なっていた。

工事進捗率は24日現在で、44.0%となっている。

一方、「(仮称)プレミア新潟駅前大通」は鉄骨造19階建で高さ59.95メートル。戸数は212戸で、1階にはコンビニエンスストアやレストラン(A、B)が入る予定。またマンションの住民は、隣接するホテルの大浴場など利用できるほか、ゲスト用にホテル客室を安価な料金で利用できようだ。

この日は30名の作業員で三留解体、外周埋め戻しなどを行なっていた。

工事進捗率は24日現在で、16.5%となっている。

パトロールを行なった岩瀬信也局長は、「約60メートルの高所作業が行われているが、墜落防止措置もしっかりと施されていて、安全帯の使用についてもしっかりと表示している。また通路にメッシュがあり転倒防止も措置も施されていた。感染症対策についても検温から3密防止などの対策を講じていた。一方、コミュニケーション不足による災害が懸念されるので、職場内でしっかりコミュニケーションをとっていただきたい」などと話していた。

なお新潟労働局の資料によると、新潟県内の今年の労働災害(全業種)は1,125件で前年同期の735件を大幅に上回っている。また建設業だけ見ても154件と前年同期の104件を大幅に上回っている。理由は今冬の大雪やコロナ禍の影響があるようだが、それを差し引いきても前年より多くなっているそうだ。

 

(上写真2枚)公開安全パトロールの様子

「(仮称)アパホテル&リゾート新潟駅前大通」の建設現場に設置されている休憩スペース。熱中症対策なども随所に取り入れていた

(上写真2枚)「(仮称)アパホテル&リゾート新潟駅前大通」建設現場

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