文陽堂 ニーモ事業部が、新潟県産のナラを使った“酒用のスティック”を発売

酒の中に入れると、香り高い酒に変化

「MIZUNARA AGING STICK(ミズナラエイジングスティック)」

新潟県産の木材を使用した製品を開発・販売する有限会社文陽堂 NiiMo(ニーモ)事業部(新潟県南魚沼市)は今月20日、魚沼市大白川産の間伐されたミズナラを使った「MIZUNARA  AGING  STICK(ミズナラエイジングスティック)」を発売した。価格は1650円。

ナラは、寒冷地を好むどんぐりの木。同事業部では、ウィスキーやブランデーなどの熟成に使用される樽と同じ材ということに注目し製品化した。樽の内側は焼かれていて、この“焼き”により、酒に独特の香りが移るという。同社では、その焼きの工程をレーザーで行ないスティックを製造している。ウィスキーや焼酎にこのスティックを入れると、およそ24時間(時間は個人の好みで変わる)で、香り高い酒の味わいになり、まるで樽で熟成されたような酒を自宅で手軽に味わえるという(木の成分が溶け出してくるため、スティックを利用できるのは1週間まで)。

また、レーザーで焼きを入れているため、スティックに模様や名入れをすることも可能。さらに、商品販売を通じて、ミズナラの存在や魅力を知ってもらうことにより、ナラ枯れ被害の減少につながっていくことも期待されている。

同社は、明治42年(1909年)創業の印章店。ニーモ事業部では、印章の事業で培ってきた新潟県の素材の取り扱いノウハウや、職人技を活かし、新たな商品開発を行っている。原点である彫刻の技術を活かした製品づくりが得意という。

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ウィスキーや焼酎にスティックを入れると、香り高い酒の味わいになる。

 

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