【衆議院選は明日告示】維新の会共同代表の吉村大阪府知事が新潟入り、沿道に人垣
第50回衆議院選挙は2024年10月15日告示となる。ここから各候補者は同27日の投開票日まで休むことなく、各々の政策を戦わせる。新潟県は新しい選挙区割りで戦われることで、これまでの「既定路線」が崩れる可能性も示唆され、展開のアヤが見られるのか大いに注目だ。
14日には告示に先駆けて、新1区で早くも動きがあった。日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が新潟入りし、1区から出馬予定の石崎徹氏を激励。午後14時30分から新潟市中央区の事務所前で演説会が開かれ、沿道には多くの人だかりができた。
吉村氏は石崎氏について「維新の会から再チャレンジをされている。地方組織がなかった新潟で、自ら立ち上げるのは容易ではない。過去には財務官僚や自民党所属の国会議員だった経験もあり期待は大きい」と話した。
また明日告示となる選挙戦で訴えたいこととして「現役世代が頑張れる、現役世代に重点投資する政治」を掲げた。「我々現役世代は、生まれた時から豊かな日本だった。それは今高齢者となっている方々に感謝している。我々としても全力でお支えしなければならない。しかし我々もやがて高齢者になったときに、果たして支えてもらえるのか。それにはあまりにも子供の数が少なすぎる」と社会構造に触れ「膨らむ医療費のせめて10分の1でも教育に回してもらえれば国公立大学無償化も実現できる。しかし企業献金、団体献金に頼っている政党ではこれを実現できない」と論陣を展開。
石崎氏は「政治とカネの問題が取りざたされている。維新の会は政党から議員に支給される政策活動費や企業・団体献金の廃止を訴えている」と身を切る改革の実践者としてのスタンスを強調した。