ハイブ長岡(新潟県長岡市)で「#ミライキッズにいがた ワンダーパーク」開催、地元企業が個性豊かなアトラクションを用意 上越でも11月開催予定
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初回掲載:2024年10月19日(再掲載:10月25日)
ハイブ長岡(新潟県長岡市)で10月12日、子どもたちの知育や体力向上を図る「#ミライキッズにいがた ワンダーパーク」が開催され、家族連れなど約2,000人が来場した。会場にはゆるキャラ「レルヒさん」を象った滑り台などの遊具や大道芸の披露ほか、協賛企業によるブースも出展。子どもたちが地元企業を知るきっかけにもなった。同イベントは11月、上越市でも開催を予定する。
「#ミライキッズにいがた ワンダーパーク」は子どもの体力向上と知育を目的とした「ミライキッズプロジェクト」の一環で、新潟県内では株式会社タカヨシが運営を担う。
会場は「チャレンジゾーン」と「アトラクションゾーン」に分かれており、「チャレンジゾーン」の出展ブースをクリアするとメダルをゲット。獲得したメダルで「アトラクションゾーン」の遊具などで遊ぶことができる仕組みだ。
「アトラクションゾーン」には前述の滑り台ほか、電動トライクの運転、ジオラマ作りといったワークショップなどが用意され、子どもたちの明るい声で溢れた。また、大道芸や科学実験といったパフォーマンスも会場を沸かせた。
「チャレンジゾーン」には、「ミライキッズプロジェクト」が長年実施してきた体力測定や、プログラミング体験などの体力向上・知育を目的としたブースを設置。また、企業ブースでもそれぞれ独自の企画を実施し、メダルを獲得する過程でも子どもたちが楽しく遊び、学べる内容となっていた。なお、出展企業が協賛する形となっており、来場者の入場料は無料となっている。
新潟スバル自動車株式会社(新潟市西区)のブースでは、運転支援システム「アイサイト」の試乗体験に行列ができていた。試乗車に家族で乗り込みブレーキアシストを体験するもので、子どもたちがアトラクション感覚で楽しんだと同時に、保護者にも試乗体験で訴求した。
今回のイベントでは、北越工業株式会社(新潟県燕市)が特別協賛として参加。同社の発電機を用いたわたあめ機や、足踏み発電による競争ゲームなど様々なアトラクションを用意した。特に、普段触れられる機会のない同社の高所作業車への乗車体験は、子どもたちにとって貴重な体験になったようだ。
北越工業ではこれまで子ども向け・家族向けイベントへ出展することは少なかったが、近年は広報活動への注力とともにこうした機会も増加しているという。同社総務部の山本龍氏は「当社はBtoB製品を製造しているので、一般の方と接する機会がなかなか少ない。企業認知度を高めることを目的に、こうした出展をしている」と話す。認知度向上の目的の一つは、将来のリクルーティングだ。「まずは会社の存在を知ってもらわないと、就職の選択肢にも上がらない。子どもたちはもちろん、親世代にも『地元新潟にこんな会社があるんだ』ということを知ってもらえたら」(同)。
もう一つ同社が狙うのは、社名変更の周知だ。北越工業は来年4月、社名をブランド名である「AIRMAN」(株式会社AIRMAN)に変更する。今回のブースでも、10月から放映開始した新CMを流すなど、新たな社名をアピールしていた。「こうして来場者と接していると『ああ、あのAIRMANスケートパーク(新潟市中央区)の会社ね』と言っていただくこともある(北越工業は同施設のネーミングライツパートナー)。さらに認知を拡大していきたい」(同)。
イベントを運営するタカヨシグループの株式会社ディモルギア、岡地真史氏は「なにより、地域の子どもたちのための活動ということで、企業にとっては地域貢献になる。子どもたちに楽しんでもらい、その中で地元企業を知るきっかけにもなれば」とイベントの狙いを話す。そして、「やはり若いうちから県内の企業に興味を持っていただくことで、将来県内企業への就職へ繋がることに期待したい」と語った。
なお、同イベントで獲得したメダルを使い切れない場合もあることから、メダルを来場者に持ち帰ってもらい、別のイベントでも利用できる仕組みも考えているという。
「#ミライキッズにいがた ワンダーパーク」は、11月4日に上越教育プラザ(新潟県上越市)でも開催予定。今回と同様、地元企業のブースも出展する予定だ。
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