【「けんしんの森」3回目の植樹活動】新潟縣信用組合が西海岸公園で植樹活動を実施(新潟市中央区)

新たに設置した「けんしんの森」看板の前で記念撮影をする参加者たち

新潟縣信用組合(新潟市中央区)は10月19日、森林整備活動の一環として、新潟市中央区西海岸公園にて第3回目の植樹活動を実施した。

この活動は、同信用組合が公益社団法人にいがた緑の百年物語緑化推進委員会、新潟市と連携し、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として進めている官民連携による森林再生プロジェクトで、「けんしんの森」と命名し2022年にスタートした活動だ。

今回の植樹活動には、新潟縣信用組合の赤川新一理事長をはじめ、新潟市中央区役所の田中篤史建設課長、にいがた緑の百年物語緑化推進委員会の理事である小林猛氏、そして信用組合の職員約50人が参加した。

新潟縣信用組合の赤川新一理事長

新潟市中央区役所の田中篤史建設課長(中央)

にいがた緑の百年物語緑化推進委員会の小林猛理事

イベントは、10時のセレモニー開始からスタート。赤川理事長は挨拶で「我々の活動はSGM活動(※)の一環で行っているが、先般この活動がしんくみブランド表彰で優秀賞を受賞した。社会性、公共性、持続性などが評価された結果と捉えている。(植樹活動は)先の長い活動だが、これからも皆さんからの力添えをいただきたい」と述べた。

セレモニーでは、「けんしんの森」の看板除幕式も行われ、参加者たちはこのプロジェクトの象徴となる看板が新たに設置されたことを祝った。その後、クロマツの苗木を植える活動が開始され、参加者たちは手際よく植樹作業に取り組んだ。

「けんしんの森」プロジェクトは、海岸沿いの松林が害虫や環境変化により防風林としての役割を果たせなくなっいる現状を踏まえ、地域の環境保全に貢献する目的で始められた。

総面積5,190平方メートルの敷地を5分割し、年間約100本の植樹を行う計画で、今後10年間にわたり、クロマツを植える活動と森林整備が続けられる予定。新潟市と地域企業が連携して取り組み、官民一体となった地域環境保全のモデルケースとして注目されている。

「けんしんの森」看板の除幕の様子

クロマツの植樹活動を行う参加者たち

約50人の職員たちが参加し、150本のクロマツを植樹した

新潟市の田中課長は、「新潟の海岸はひどい風が吹くというのはご承知の通り。砂が飛んでくると市民の生活に大きな影響が出てくるところを、皆さまの活動で防いでいただいていることに大変感謝している」とコメントした。

植樹活動に参加した新潟縣信用組合事務部に所属する松永光平さんは、「今年入社したので初めての経験だったが、とても楽しかったです。今後も積極的に参加していきたいです」と語り、さわやかな笑顔を見せた。

 

※SGM活動
SGMとはSmall Group Managementの略称で、新潟縣信用組合では県内全44店舗を地域ごとに10グループに編集し、地域の特性を踏まえた高密度な営業活動と地域貢献活動を目指し活動している。各地域の顧客の課題解決やSDGs目標の達成に向けた取り組みを積極的に推進していく活動を実施している。「けんしんの森」の植樹活動は、10グループのうちの1つのグループである新潟市中央区と西区の店舗の計8店舗で企画運営しているもので、今後も植樹活動や保全活動を継続していくという。

新たに設置した「けんしんの森」看板

 

【グーグルマップ 植樹活動「けんしんの森」の場所】

 

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