【新潟県感染症情報】手足口病は減少もマイコプラズマ肺炎は横ばい、10月14日から10月20日までの県内の感染症情報(週報速報版)
新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課は10月24日、10月14日から10月20日までの新潟県感染症情報(週報速報版)を発表した。
手足口病
発表によると、警報が発令されている「手足口病」については、定点当たりの報告数が全県で12.85と前週の13.29に比べ減少した。この数値は、国の示す警報基準(定点当たり5)を超えている。
感染傾向としては、乳幼児を中心に流行している。なお、流行は乳幼児が中心となっているが、大人が感染する場合もあるので、子どもに限らず大人も感染予防が必要だ。
県は、食事の前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いをするよう呼びかけている。また、オムツなどの処理の際は、排泄物が周囲につかないように注意し、処理後はしっかりと手を洗うよう呼びかけている。
マイコプラズマ肺炎
全国的に流行しているマイコプラズマ肺炎については、新潟県内では定点当たりの報告数が全県で1.38と前週に比べ横ばいに推移しており、例年に比べ多い状況となっている。
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という最近に感染症によって起こる呼吸器感染症で、子どもや若年層の肺炎の原因として比較的多いものの一つ。
感染すると、発熱や全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状がみられる。また、咳は少し遅れて始まる事がある。
熱が下がった後も長期にわたって咳が続くのも特徴となっている。3週間から4週間程度続くこともあるという。
感染経路は、主に飛沫感染や接触感染。感染した人の咳のしぶきを吸い込んだり、感染者と身近で接触したりすることで感染することがある。
【関連リンク】