【殺処分188羽】新潟県上越市の採卵鶏農場で鳥インフル発生、15時に防疫措置完了

防疫措置の様子(新潟県提供)

新潟県鳥インフルエンザ対策本部は10月26日10時、新潟県上越市の採卵鶏農場(160羽飼育)から出た高原性鳥インフルエンザを疑う事例について、農林水産省によってH5亜型の高原性鳥インフルエンザ疑似患畜が確定されたと発表した。

県の報告によると、25日16時50分頃、当該農場より上越家畜保健衛生所に、死亡羽数増加などの通報があったという。同日に保健衛生所が立ち入り検査を行い、簡易検査を実施したところA型鳥インフルエンザの陽性を確認。すぐに中央保険衛生所において遺伝子検査を行い、26日10時に陽性を確認。10時25分には合計188羽の殺処分が完了した

県では当該農場の鶏の殺処分および焼却等の措置を実施し、発生農場の半径3~10キロメートル区域内の鶏等の搬出を制限し、感染拡大防止のため発生農場の周辺地域に消毒ポイントを設置。県内すべての養鶏場に対して注意喚起を行った。

なお、これまで日本国内において家きん卵および家きん肉を食べることにより鳥インフルエンザウィルスが人に感染した報告はない。

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