【長岡の市民力】11地域の長岡市民が音楽を通して交流 長岡地域交流歌謡ショーが今年も大盛況

新潟県長岡市の与板体育館では10月20日、長岡市民がオーケストラの演奏で得意な歌を披露する「長岡地域交流歌謡ショー」が開催された。主催と演奏は、バンドの結成から40年以上の歴史を持つ「オンザロックオーケストラ」である。2019年から始まり、今年で5回目を迎えた。

会場となった与板体育館

催しは、3部で構成され、第2部では、与板町と三島町で、フラダンスを練習している市民サークル「アロハ フラ カナニ プメハナ」による発表がなされた。20人以上の出演者が、長岡市内各地から集まり、「さざんかの宿」や「雪国」など自慢の歌声を19曲披露した。集った200人程の来場者が、ステージから聞こえてくる懐かしい曲に、静かに耳を傾けていた。

出演者全員で歌うという一幕も

主催者の一人である相沢 繁昭さんによれば、(同催しの)きっかけは、平成の大合併。長岡市が合併して多くの地域から構成されるようになった際、「長岡市として、まとまりを深めるためのイベントを何かやらないか」と、長岡市のほうから、安澤さんの所属するオンザロックオーケストラに相談があったことだという。ウイルス禍で開催しなかったこともあったが、中之島地域や栃尾地域など、原則毎年、長岡市内各地で開催しているという。

「普段、生バンドの演奏で歌う機会がないから、出演者を募集するとすぐに埋まる」と語る相澤さん。「場所が見つかれば、来年もやりたい」と語った。

生バンドに合わせてフラを踊る

同じ町内の人がオーケストラでトロンボーンを演奏しているという関係で、長岡市内から初めて聴きに来たという女性(60代)は、「(聞いてみて)とても良かったのではないか」と感想を述べた。また、与板地域から参加した女性(72歳)も、「主人が体育館でポスターを見かけて、夫婦で参加した。良いイベントだ。聴けるようだったら、来年も聴きに来たい」と感想を述べた。

11地域から集まった長岡市民が、音楽を通して一つになった。素晴らしい催しだった。

(文・写真 湯本泰隆)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓