【投資第一号案件】大光銀行×SBIグループのファンド、株式会社プラントフォームの株式取得
株式会社大光銀行(新潟県長岡市)とその 100%子会社である大光キャピタル&コンサルティング株式会社は10月25日、SBI グループ(東京都港区)と共同で設立した大光SBI地域活性化ファンドが、株式会社プラントフォーム(新潟県長岡市)に対する投資を実行したと発表した。同ファンドの投資第一号案件となる。
プラントフォームは、養殖と水耕栽培を同時に行う循環型農業「アクアポニックス」のパイオニア企業であり、アクアポニックスのプラント運営事業および参入支援事業に取り組む、新潟県長岡市発のスタートアップ企業。
アクアボニックスは、養殖している魚の排泄物をバクテリアが植物の栄養素に分解し、植物はそれを養分として成長する際、植物が天然の浄化装置の役目を果たし、綺麗になった水が再び魚の水槽に戻るという、生産性と環境への配慮を両立できる農法。
同社は国内で初めてアクアポニックス栽培による有機野菜の大量生産、通年生産を実現し、2021年に「J-Startup NIIGATA」に選出され、2024 年には、経済産業省の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」にも選ばれている。また、2023 年には長岡プラントで養殖するチョウザメから、新潟県産としては史上初となる、キャビアの製品化にも成功した。
大光銀行グループと SBI グループは、同ファンドによる投資に加え、それぞれが持つ知見とネットワークを活かし、同社の企業価値向上を積極的に支援するとともに、地域経済の発展にも貢献していきたいとしている。