新潟市福祉部介護保険課が介護保険料の年金天引き額の誤りについて発表
新潟市福祉部介護保険課は25日、介護保険料の年金天引き額の誤りについて公表した。
65歳以上の第1号被保険者の介護保険料の年金天引きについては、同市が作成し、日本年金機構に送付した対象者のデータをもとに行っているが、6月分の年金天引き額について、一部対象者のデータが誤っており、4月に対象者に通知した仮徴収額より少ない額で天引きされた。
対象者は約220,000人の年金天引き対象者数のうちの20,399人で、対象者に通知した保険料額に対する不足総額は4,153,300円。一人当たり100円から400円の不足となる。
令和2年11月の新介護保険システム移行の際のプログラム設計に誤りがあり、その結果、6月分の年金天引き額データが正しく作成されなかったことが原因とされている。
経緯としては、区役所の担当者から、介護保険料の仮徴収通知書に記載のある保険料額と実際、年金から天引きされた保険料額に差異があるとの連絡を受け、調査をした結果、誤りが判明した。対象者にはお詫びの文書を送るとともに、不足する保険料は今後の介護保険料で調整する予定。
同市は再発防止のため、受託業者、同市職員相互にチェックができる仕組みの構築に向けて準備を進めているという。