ミズベリング信濃川やすらぎ堤(新潟市中央区)の開会式に、新潟市の中原市長と(株)スノーピークの山井社長が出席
新潟市中央区で19日から開催されている「ミズベリング信濃川やすらぎ堤2021」のオープニングセレモニーが26日に実施され、新潟市の中原八一市長と、施設使用者である株式会社スノーピーク(新潟県三条市)の山井梨沙代表取締役社長が挨拶に立った。
2011年の河川占用許可準則改正により民間事業者などによる河川敷地での企業活動が可能となり、以降国交省が推進している事業「ミズベリング」。新潟市では、アウトドアを中心としながら「自然とヒトを結びつける」事業を展開するスノーピークと共に、信濃川下流域のやすらぎ堤を利用したキャンプイベントなどを2016年から展開してきたが、2020年度は新型コロナウイルスの影響により開催中止。2021年は、2年ぶりの開催となる。
6月19日からは「水辺アウトドアラウンジ」として、信濃川右岸に5店の飲食店がプレオープン。26日から、本格的な営業を開始する。
26日11時に開催されたオープニングセレモニーで中原市長は「全国でも稀な、水辺空間を使ってアウトドアが楽しめるイベントとして、市民に知っていただき、楽しんでいただきたい」と話すとともに、やすらぎ堤は新潟市が推進する都市計画“にいがた2km”の範囲内であることから「新潟は1868年の開港以降、湊町として発展をしてきた。これからも民間の力を借りながら、新潟の顔となる都心部を活性化し、その勢いを市全域へ広げていきたい」とまちづくりへの意気込みも語った。
スノーピークの山井社長は「新潟の町の中心部ある信濃川の豊かな自然環境に、また足を運ぶことができて嬉しく思う。2019年度には約4万人に利用いただき、その名前通り市民・県民の安らぎの場として、身近な自然を体感できる場となっている。今年は新たな事業者も加わり、さらに多くの方にも自然体験を提供できるように努めていきたい」と話した。