ホテルオークラ新潟(新潟市中央区)が「燕・三条・長岡フェア」開催、食材を通じて地域紹介や観光振興目指す

期間中、レストラン「和食 や彦」で提供される会席

株式会社ホテルオークラ新潟(新潟市中央区)は11月1日から30日まで、「燕・三条・長岡フェア」を開催する。県内各地の紹介や観光振興を目的とし、同地域の食材を活かした和食やフランス料理、カクテルなどを楽しむことができる。フランス料理(ディナー)の提供は16日限定で、こちらは予約制となる。

ホテルオークラ新潟では昨年9月から県内各地域に焦点を当てた「佐渡フェア」、「新発田フェア」などを開催してきており、今回はその第6弾。それぞれの企画で約半年かけ、食材選びや、それを活かした料理の開発を行っているという。ホテルオークラ新潟の担当者は「お客様がまだ出会ったことのない食材を提供することができれば、と考えている。同じ県内でも知られていない食材は多い。それを再発見し、観光や(名産品の)購入に繋げることができれば」と語り、この取り組みで地域貢献を図る。

16日のディナーで提供される「長岡中島牧場で育った新潟県産牛フィレ肉のソテー」

試食に参加した燕市の鈴木市長

「燕・三条・長岡フェア」では期間中、館内のレストラン「和食 や彦」で御膳(昼限定)と会席を提供。いずれもご飯は三条市下田産米、長岡市寺泊産の魚介や燕市産の野菜なども使う。合わせて、三条と長岡の6蔵が企画に協力しており、日本酒も多数揃える。

また、館内バー「エジンバラ」では、田沢農園(新潟県三条市)の和梨などを用いたジェラートカクテル3種を用意する。

16日限定のディナーでは、同じく地域の食材を活かし、長岡の企業が育てた「チョウザメのマリネ」や、「三条のサツマイモとチョコレートのガトー」などを提供する。また、燕市で生産され、2020東京オリンピックの選手村で実際に使用されたカトラリーで食事ができる。

16日のディナーで提供される「長岡プラントファームで育てられたチョウザメのマリネと蟹のタンバル仕立てにキャビアの飾り 燕のもとまちきゅうりとヨーグルトのサラダ添え」

「三条市田沢農園のジェラートカクテル」3種類

10月29日、ホテルオークラ新潟で同フェアの発表試食会が開催された。

挨拶の中で燕市の鈴木力市長は「近年ガストロノミーツーリズムが唱えられている。この企画を通じて地場産品や文化、大河津分水によって越後平野ができて、農産品がつくられているという背景を知っていただきたい」、三条市の滝沢亮市長は「燕市と同様、金属加工のイメージが強いかもしれないが、美味しい食べ物もPRしていきたい。三条が誇る食事をこうして料理してもらうことで、食べた方にこれまでとはまた違う楽しみ方をしてもらえると思う」と語った。

16日の限定ディナーは、下記のwebサイトや電話で受付中。

 

【関連リンク】
ホテルオークラ新潟 webサイト

 

【グーグルマップ ホテルオークラ新潟】

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