万代島の市民市場に関する要望書を中原八一市長に提出
「ピアBandai」ブランドの構築などを提言
万代島にぎわい空間創出事業「市民市場」活性化検討委員会(富山栄子委員長=事業創造大学院大学 地域・国際担当副学長/教授)は26日、検討結果をまとめた意見書を新潟市の中原八一市長に提出した。
市民市場は、平成19年の新潟魚市場の郊外(茗荷谷)移転に伴い、新潟市が新潟県から土地を借り受け、民設民営で魚市場跡地に設置した。万代にぎわい創造株式会社が運営し、平成22年10月には食市場「ピアBandai」が開設。多くの買い物客などで賑わっている。そうしたなか、平成32年に土地の賃貸借契約が期限を迎えることから、市民市場の今後の在り方を検討するために同委員会を設置した。
意見書は、今年度2回開催した活性化検討委員会での検討を踏まえ、市民市場の今後のさらなる活性化のための検討結果をまとめたもの。具体的には、SNSの活用、朱鷺メッセなど周辺施設との連携、「ピアBandai」ブランドの構築、インバウンドの受け入れ強化、ユニバーサルデザインの推進などを盛り込んだ(写真参照)。
富山委員長は、「市の台所として新鮮な魚や野菜が買える。スマホ決済の導入やSNSで発信したくなるような魅力を高めてほしい」などと話していた。
【にぎわい市場 ピアBandai】
所在地/新潟市中央区万代島2
敷地面積/9522・43平方メートル
主な取扱/鮮魚、酒類、食肉、野菜、回転寿司、ラーメン、カフェなど
来場者数/87・9万人(平成29年度)
運営事業者/万代にぎわい創造株式会社(本間龍夫代表取締役社長)