新潟県阿賀野市が新年度予算を発表

子育てや教育の支援事業などもさらに強化

阿賀野市は26日、新年度の予算案を発表した。一般会計の当初予算額は、対前年度比3億5000万円増(+1・7%)の206億5000万円で、「安心・安全な暮らしの実現」「子どもの育成支援の充実」「高齢者や障がい者福祉の充実」など6つの政策の柱を掲げた。記者会見を行った田中清善市長は、引き続き「高齢者などが住み続けられ、子育てするなら阿賀野市と選んでもらえるようなまちにしていきたい」と語っていた。

主な項目別の予算額は以下の通り。

「安全・安心な暮らしの実現」
・「塾のコンビニ(フィットネス健康塾)」事業費(345万円)…私立図書館のギャラリー内にけんこう交流スペースを開設し人と人とのつながりを創る、くつろぎの場を提供する
・「防犯対策」事業費(364万円)…防犯カメラを設置して、行方不明事案の早期発見・保護する

「子どもの育成支援の充実」
・「紙おむつプレゼント」事業(1000万円)…乳児の保護者に出生した翌月から1歳の誕生月まで毎月5000円を助成。今まで第3子以降だった対象を第1子以降(全員)の子どもに拡充。
・「コンピュータ教育環境設備整備」事業費(3860万円)…全小学校にタブレット端末を配備する

「高齢者や障害者福祉の充実」
・「人口透析通院費助成」事業費(135万円)…人口透析のための通院費を助成する

「地域経済の活性化」
・「園芸ハウスリニューアル」事業費(500万円)…新規にハウス園芸に取り組む農家に対し事業費の2分の1を補助する
・「UIJターン起業者支援」事業費(516万円)…UIJターンによる起業・就業者に対して助成する
・「『空き校舎』活用による地域活性化」事業費(141万円)…廃校を活用した黒板アート制作を首都圏の学生に依頼し、都市部の若者との交流を促進し、芸術に触れる機会を設ける

「生活に密着した住環境整備の促進」
・「道の駅整備」事業費(5億6216万円)…平成31年度に設計・用地購入、造成工事を行う

「市民協働の推進」
・「国民文化祭阿賀野市コア」事業費(20万円)…新潟県で行われる国民文化祭において、県と連携したまちあるきイベントを開催する

田中清善市長

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