西蒲消防署(新潟市西蒲区)、天神山城址で登山中に足首を負傷した怪我人を担架で搬送する山岳救急訓練
新潟市消防局 西蒲消防署(新潟市西蒲区)は30日、西蒲区の天神山城址で登山中に足首を負傷した怪我人(男性)を山頂から登山口に面した道路まで担架で徒手搬送する救急訓練を実施した。新潟県消防防災航空隊や新潟県警のヘリコプターが他の救助活動に出動していて、運航できないことを想定した訓練で、安全かつ迅速に救出する搬送技術の習熟を目的に行った。
新潟市の山岳事故は平成28年から令和2年の過去5年間で25名(うち65歳以上は15名)。主な救助要請理由は、(熱中症などの)急病10件、怪我7件、道迷い5件、その他1件。また25年のうちヘリコプターによる救助は14件だった。
また新潟市のホームページによると、天神山城址は岩室温泉と石瀬の境にある標高234.5メートルの天神山にある山城跡で、南北に走る尾根には7本の空壕が配され、頂上には本丸があったという。また山頂の本丸跡からは新潟の平野を一望することができる。