新潟県長岡市でフグの食中毒が発生

新潟県は30日、フグによる食中毒が発生したことを発表した。

県によると、29日午前10時10分頃、長岡保健所管内の医療機関から長岡保健所へ、「6月29日午前0時30分頃、長岡保健所管内在住の60歳代夫婦が口唇、口腔内及び手足のしびれ、吐き気を呈し、医療機関を受診した。患者の申し出によると、2人ともフグを喫食している」という旨の連絡があった。

長岡保健所が調査したところ、6月27日、患者男性が自分で釣ったフグ2匹を下処理し、男性が妻が肝臓を茹で、身を唐揚げにした。患者夫婦が27日午後7時頃に唐揚げを、28日午後8時頃に肝臓を茹でたものをそれぞれ喫食したところ、2人とも28日午後9時頃から手足のしびれ等の症状を呈していた。

また、27日午後9時30分頃、息子夫婦が患者夫婦から譲り受けた茹でた肝臓を喫食しており、28日午前6時頃から息子の妻が舌のしびれを呈していたことが判明した(受診なし)。

患者宅に未処理のフグが残っていなかったため、フグの種類は特定できなかったものの、患者の症状がフグ毒によるものと一致しており、医師から食中毒の届出があったことから、長岡保健所はフグによる食中毒と断定した。

なお、入患者は快方に向かっているという。

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