一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)が「一正蒲鉾株式会社ESG経営宣言」を7月1日付で制定
一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は7月からスタートする新・中期経営計画のベースであり全従業員の考え方や行動の基本となる「一正蒲鉾株式会社ESG経営宣言」を7月1日付で制定した。事業戦略にESGの視点を導入することにより、企業価値の向上と顧客へのよりよい商品提供を目指す。
「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取って作られた言葉で、環境に配慮し、社会貢献などを行う経営のありかたをいう。
水産練製品を製造する同社は1965年の創業時から「海の命」に恩恵を受けており、さらに1996年に舞茸の生産を始めたことで「山の命」とも一緒に生きてきたという経緯があり、環境問題の解決は事業課題そのもので、地球温暖化防止や資源の有効活用の課題に対し、地球への環境負荷低減の側面だけでなく、食における「新たな価値の創造」の面からも貢献していく姿勢だという。
一正蒲鉾株式会社ESG経営宣言
当社は「人生はやまびこである 正しきことは正しく報われる」という創業者、野崎正平の信念を受け継ぎ、環境・社会の課題解決に取り組み、「持続可能な社会の実現への貢献と企業価値向上を両立する」ESG経営を推進します。
■人と組織を大切にします
当社成長の源泉は「人」にあります。すべての従業員が活き活きと働き、成長し、幸せで豊かな、充実した生活を送れるように、可能な限りの支援を行います。また、多様な人財を活かし、さまざまな考え方、経験、能力を尊重し、認め合う組織風土をつくります。
■食の安全・安心と新たな価値をお届けします
当社は、安全・安心を通じて豊かな食生活と健康寿命を力強く支えます。そのために、強固な食品安全マネジメントシステムを構築し、サプライチェーン全体で安全・安心な商品をお届けします。創業以来、当社は“ほんとうのおいしさ”を追求し続けています。また、新しい価値の創造を目指した新たな機能性の追求や製造技術の継続的な向上により、食の楽しさや豊かさをお届けします。
■「海の命」「山の命」を守り、自然の「恵み」を大切に活用します
当社は、「海の恵み」「山の恵み」から商品を創り、お届けします。持続可能な環境・社会の実現に貢献するため、いつまでも「海の命」「山の命」を大切にし、サプライチェーン全体で省資源や廃棄資源の削減・再利用を含めた有効活用に取り組みます。
■地球温暖化防止に向けた取組みを進めます
当社は、温室効果ガス排出削減のために、全社で省エネルギー活動に取り組み、再生可能エネルギーや新技術を含めた適切なインフラ技術の導入を行うとともに、サプライチェーンとの協働により、あらゆる場所、あらゆる機会でエネルギー効率を高めます。
■すべてのステークホルダーの皆さまとの協働を重視した経営を行います
当社のみで解決できる課題は限られています。創業以来築き上げた信頼の絆のもと、すべてのステークホルダーの皆さまと協働し、持続可能な環境と社会の実現に向けた環境経営に努め、課題解決に取り組みます。
■透明性の高い健全経営を行います
当社は、健全な企業運営に努め、常に適切に、透明性の高い情報開示を行い、すべてのステークホルダーの皆さまとの信頼の絆を強くします。