【若者23組が熱いプレゼン】ビジネスアイデアコンテスト「OpenGateNIIGATA 2024」開催、LD(学習障害)に向けたAIアプリケーションが最優秀賞を受賞(新潟市中央区)
11月16日、新潟市中央区の開志専門職大学紫竹山キャンパスで新潟若者ビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA 2024」の発表会と表彰式が開催された。
2回目となる今年は、高校生部門「レインボーゲート」と大学生部門「ブレイブゲート」の2部門で計23組が、ビジネスアイデアを競った。
ブレイブゲート部門の最優秀賞には、開志専門職大学の事業創造学部2年の武田朋大さんが発表したビジネスプランが選ばれた。武田さんは自身も抱えているというLD(Learning Disability、学習障害)を持つ人に向け、AI技術を使って文章をイラスト化するアプリケーション「L-AID/レイド」を提案。他にスポンサー賞を獲得するなど、審査員から高く評価された。
高校生対象のレインボーゲート部門では、新発田商業高等学校3年の梅津百佳さんと小林愛佳さんが発表した「商店街の活性化」が最優秀賞を受賞。地元での商品販売の実践や、地域と連携したビジネスアイデアを披露し、審査員の高い評価を得た。
受賞者には賞金に加え、経営アドバイスや資金面での支援、ビジネスマッチングなど、事業化に向けた包括的なサポートが提供される可能性がある。
2回目の開催となった「Open Gate NIIGATA 」。今年は、一般応募に加え「予選ラウンド」を3会場で行い、その総チーム数は約90チームを超えた。見事予選ラウンドや書類審査を通過した高校生10チームと大学生・高専生・専門学生13チームが、この日ファイナリストとして発表。熱のこもったプレゼンテーションに、会場の観客は熱心に発表を見守っていた。
ブレイブゲート部門で最優秀賞に輝いた武田さんは、「すごく楽しませてもらった。他の方もすごいプレゼンだったので、とても有意義な時間だった」と感想を述べた。
また、発表したビジネスプラン「L-AID/レイド」の今後については、「小学1年生くらいなど、早い段階で使っていただきたいソフト。実現させるため、ソフトを活用した教育を受けられるような状況をつくりたい」と意気込んだ。
主催したOpen Gate NIIGATA実行委員会の実行委員長で事業創造キャピタル株式会社の高橋秀明代表取締役社長は、「今年は予選会から始めたこともあってか、レベルが上がったと感じた。また、新潟県内外から高校生が多く参加したことも非常に良かった」と語った。
「もちろん来年も続けていく」と話す高橋代表。今後の「Open Gate NIIGATA」については、「高校生にとってはこの場を新潟のビジネスプランコンテストの最高峰の場にしたい。そして大学・高専生・専門生にとっては、この大会をきっかけに『新潟ベンチャーアワード』に出場して欲しい」と、更なる盛り上がりへの期待を述べた。
(文・撮影 中林憲司)
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