ダイニチ工業株式会社が3月にもコーヒー豆焙煎機を台湾へ輸出

台湾でのコーヒーブームを受けての輸出

コーヒー豆焙煎機 MR-120

ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は、3月にも自社ブランドのコーヒー機器「カフェプロ」のコーヒー豆焙煎機「MR-120」を台湾へ100台輸出する。コーヒー豆焙煎機の台湾への輸出は、2014年3月に100台出荷して以来5年ぶり。電気式(AC110V)、煎り加減設定は12段階、1回の焙煎で約100gの焙煎豆ができる。価格は4万5000台湾ドル(※1台湾ドル=約3・6円)。

国際的なコーヒー展示会開催や、 日本のコーヒー書籍の翻訳版が出版されるなど、台湾ではコーヒーブームが起きていることから、コーヒー好きの個人や、カフェなどのプロユースの需要増加を期待して輸出を決めた。現地代理店(宏得利貿易有限公司)を通じ、台湾で開催される展示会(台湾国際コーヒー展)に出展し、カフェプロを紹介していく。また現地代理店が台北で2店舗運営する「CAFEPROショップ」来店者にカフェプロを知ってもらえるようにしていく。

カフェプロは、「鮮度のよいコーヒーを手軽に楽しみたい」との要望から開発。日本国内では1997年に焙煎機能付きコーヒーメーカー、2000年にコーヒー豆焙煎機の販売を開始している。家庭用電源で使用できる焙煎機で、 職人技とされていた焙煎技術をボタン操作だけで自動で適度に焙煎できるようにしたのが特徴。また大型のガス式焙煎機と比べてコンパクトで、大きな排気設備も不要であることから設置も簡単。台湾へは2017年2月に焙煎機能付きコーヒーメーカーを200台輸出している。

なお台湾へは以前から石油暖房機器や加湿器も輸出している。

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