【コンビニ内で感謝状を贈呈!】特殊詐欺を防止したコンビニ店員を新発田署長が表彰、「なんだか気恥ずかしい思いです」
新発田警察署は11月19日、ローソン新発田舟入町一丁目店において、特殊詐欺被害を未然に防止したコンビニエンスストアの店員などに対し、署長感謝状を贈呈した。
2024年10月12日、新潟県新発田市居住の80歳代の男性がローソン新発田舟入町一丁目店を訪れ、4万円分の電子マネーを購入しようとした。この電子マネーは、特殊詐欺の犯人が男性に対し、使用するパソコンがウイルスに感染しているため、修理費用が必要という名目で男性に購入させようとしていたものだった。
当時、ローソン店内で対応した店員である親松亮太さんは、80歳代の男性から電子マネーカード売り場付近で購入方法を問われ、「なにか違和感はあったが、確証がない状態でした。私一人では判断できなかったので、倉島さんに助けを求めました」と振り返った。
そして、親松さんから助けを求められ駆けつけた倉島多美代さんは「まず事情を聴きました。それで聴いていくうちになんとなくピンときました」と振り返った。
その後、親松さんと倉島さんは男性の説得をするとともに警察に通報するなどして、パソコンのサポートを騙る架空料金請求詐欺の被害を未然に防止した。
ローソン新発田舟入町一丁目店において、新発田署の渡辺寿智署長から直接感謝状を受け取った親松さんは「恐れ多い所もありますが、これを機に被害に遭われる方が少なくするために行動出来たらなと思います」と感想を話した。
一方、倉島さんは「なんだか気恥ずかしい思いです。ちょっとアドバイスをしただけというか。今は色々な詐欺があるので注意したいと思う」と語った。
そして、同じく感謝状を受け取ったローソン新発田舟入町一丁目店の根津博人オーナーは、「高齢者がプリペイドカードを購入しようとしていたり、電話をしながらATMを操作していたら、注意するようにと従業員に伝えている。特にこれからの年末年始は注意していこうと思います」と話した。
新発田署の渡辺署長は、最後に感謝状を受け取った3人に対し、「今後も勇気を持った一言をよろしくお願いします」と声をかけ、深々と頭を下げて感謝を示した。
【グーグルマップ ローソン新発田舟入町一丁目店】