新潟県上越市出身の前島密を顕彰する第99回前島密翁献碑祭記念式典が開催

前島密の銅像と前島記念館

「郵政制度の父」として知られる新潟県上越市出身の前島密を顕彰する第99回前島密翁献碑祭記念式典が上越市の前島記念館で行われた。同実行委員会の主催。

この日は、前島の出身地区の新井美智雄下池部町内会長が「来年は100周年なので、邁進していきたい」と式辞を述べたあと、高鳥修一衆議院議員や上越市の村山秀幸市長、楡井辰雄新潟県議ら来賓が祝辞を述べた。また、高山ゆう子上越市議が閉式挨拶を行った。

高鳥衆議院議員は「以前、1人で前島記念館に来たことがあるが、前島は郵政だけでなく、陸運や海運などを作った人で、非常に感銘を受けた」と挨拶した。

また、村山市長は「前島が郵便制度を作って今年で150年になる。今はSNSがあるが、郵便は手紙など人の思いが伝わり、人と人がつながる制度だ」と話した。

楡井県議は「献碑祭は99回も行われてきた。次の世代に繋げていかなければならない」と話した。

前島は日本の近代郵便制度の創設者の一人であり、1円切手の肖像でも知られる。前島記念館は前島の生家跡に1931年に建てられた。

上越市下池部町内会長の新井美智雄氏

高鳥修一衆議院議員

上越市の村山秀幸市長

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