【西日本での重要拠点】Jマテ.カッパープロダクツ株式会社(新潟県上越市)が西日本地域への事業拡大や物流効率の向上を目的に山口県岩国市に新たな西日本物流センターを設立
Jマテ.カッパープロダクツ株式会社(新潟県上越市)はこのほど、西日本地域への事業拡大や物流効率の向上を目的に、山口県岩国市に新たな西日本物流センターを設立した。この拠点は、中国・四国・九州エリアの顧客に対し、これまで以上に迅速な製品供給を可能にすると同時に、環境に配慮した物流運営の重要な拠点となる。
同センターは、株式会社カワトT.P.C.(山口県)第二工場内に新設された。同拠点を基盤として、長距離輸送の効率化を目的とした幹線便およびエリア内配送を担う支線便を連携運用することで、顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応する。物流フローの効率化や在庫分散によるリスク低減も期待されるという。
なお、西日本物流センターの機能は段階的に拡大していく予定だが、現時点では新潟の物流センターと2拠点体制での配送を行う。西日本物流センターで取り扱う製品ラインナップも今後順次拡充する計画だ。
さらに、環境配慮型の輸送改善案として、これまで10トン車で行っていた輸送をトレーラー輸送に変更する。これにより、新潟県上越市から山口県岩国市まで約900kmの距離において、年間燃料消費量の削減(約44,436リットル)、年間CO2排出量の抑制(約119,208kg)の効果が見込まるという。
同社では、今後もSDGsの達成に向け、輸送手段のモーダルシフトやコンテナ輸送の検討を図り、環境に優しい物流体制を促進していく予定。
Jマテ.カッパープロダクツ株式会社の佐藤輝夫 取締役営業部部長は、「今回の西日本物流センターの設立により、中国・四国・九州への製品供給がこれまで以上に迅速かつ効率的になりました。これにより、サービス品質の向上とお客様の多様なニーズに対応できる体制を整備しました。また、BCP(事業継続計画)を強化した本社物流センターとの二拠点体制により、在庫の柔軟な調整が可能になり不測の事態にも対応できる仕組みを構築しました。今後、西日本物流センターは単なる物流拠点にとどまらず、営業拠点としての役割も拡大させ、新たなビジネスチャンスを創出していきます。さらに、地域社会や環境への配慮も重視しながら、効率的で持続可能な事業運営を推進してまいります」とコメントしている。