【キシャメシ】新潟駅南のネパール料理店・パルバティの日替わりカレーランチが、かなり満足度高い件
キシャメシは日々の取材活動の中で、日常の昼食を切り取るレポート。よって取材を申し込んで訪店することは基本的になく、何なら基本的に取材もしない、いわばモノローグである。
なので、ちょうどよい時間に食べそびれることはしょっちゅうだ。まさに今日も、取材を終えると既に14時30分。「うーん、やってる店あるかなあ」という時間である。なんたって営業時間14時までの店が多い。
駅南けやき通りを歩きながら、ようやく目に飛び込んできた「OPEN」の看板。けやき通りの景色の中でもひときわ目立つ店構え。
ああ、ネパール料理ね。「パルバティ」(新潟市中央区米山)の店名は、新潟のインドカレー好きの間では昔からよく知られている。新潟駅前(中央区花園)にも姉妹店があり、記者もそちらには訪店済み。けやき通りのこの店は、夜はダイニングバー的な営業になるとか。ネパール料理の看板だが、ランチは基本インド風カレーが本線だったはず。ここに決めよっと。
入店すると「15時までですけど、良いですか?」と丁寧な対応。店内にはひときわ大きくみごとな「エベレスト」の絵画が飾られ、ネパール愛が感じられる。新潟に進出しているネパール系のお店は結構あり、その多くが「わかりやすいのでインド風」で押し切っていることを考えると、こういう潔さはとても好ましい。
ランチはAセット(税込900円)とBセット(税込1,250円)の2種類。本日のカレー(ジャガイモとチキンのカレー)、プレーンナン、ライス、サラダ、プレーンラッシーというのがAセット。Bセットはここにアチャール(漬物)、タンドリーティッカ、デザートが付き、飲み物がマンゴーラッシーになる。おまけにBセットはナンのおかわりし放題だ。ここはいかにも魅力的なBセットで。
カレーの辛さは5段階から選べ、記者はから上から2番目の「4」でオーダーした。
待っていると先にマンゴーラッシーが到着。グラデーションが美しい。カレーの辛さ「4」が測れていない今、これを全部飲み干すわけにはいかないので一口飲んで待機する。
そしていよいよBセットの本体到着。うわ、ナンがデカいな。スカッシュのラケットくらいある。これ、お代わりし放題っていうけど、50代の記者は1枚食べきるのがようやくじゃないかな。カレーもたっぷり入っているので、ナンが余ることはなさそうだが。
ティッカは、よく見るタンドリー―チキンと違い骨が付いておらず一口大のころっとした形状になっている。
さっそく4辛を一口。おお辛い!が、辛いもの好きなら美味しく食べられる辛さ。スパイスの折り重なりが複雑味を構成しているが、とはいえ独創的すぎるわけではなく、日本人が好きになりやすい馴染みある風味だ。
そしてドデカいナンが美味いね、また。厚手でもちもちしている。おかわりしたい気持ちにもなるが、入った時間が遅かったか。
カレーを食べすすむと辛さが積み重なる。そこにマンゴーラッシーを投入し和らげる。外はもう冬枯れの寒さだが、カレーがなくなるころには少し汗ばんでくるほどだ。
めでたく完食。いや、喰ったね。味、店の雰囲気ともに満足度がかなり高い。
リピート確定だな、これ。次来たときはナンのおかわりにチャレンジしようかな。
(編集部I)
【パルバティ米山店】
新潟市中央区米山1丁目8-14
営業時間 11:00~15:00 17:00~0:00
定休日 火曜日
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。