【横のつながりで県全体の活性化へ】新潟縣信用組合初となる「縣信会長の交流会」開催
新潟縣信用組合(新潟市中央区)は11月28日、同組合で初めてとなる「縣信会長の交流会」をANAクラウンプラザホテル新潟にて開催した。
縣信会とは、組合員である企業の代表者で作る会。県内各地にある支店ごとに会があり、今回は縣信会長や役員、支店長ら約80名が出席した。
県内地域の会長らが交流することで横のつながりを強め、地域や新潟県全体の活性化を促す地方創生への取り組みが目的。コロナ禍を経て、広域型の信用組合として地域間のつながりをより強めていきたいと開催に至った。
冒頭で新潟縣信用組合の赤川新一理事長は「地域から信用され必要とされる金融機関として、縣信会の皆さんと共に地域経済の発展に取り組んでいきたい。今回の交流会がよりよい情報交換の場となり、地域の元気を盛り上げていければ」と挨拶。
続いて、新潟県観光文化スポーツ部世界遺産登録推進室の澤田敦氏が「佐渡島の金山」世界文化遺産登録について講演。佐渡島の金山が世界文化遺産に登録されるまでの歩みや、佐渡島の金山の価値などについて話した。
澤田氏は「世界文化遺産登録を受けて、文化財の保存・継承はもちろん、佐渡の価値を発信し来訪者の行動を促す働きかけが必要。世界遺産登録がゴールではない。一過性のブームで終わらせないために、守り、活用していくことが大事」と述べ、参加者らは熱心に耳を傾けた。
その後会場を移し和やかな雰囲気の中、交流会を開催。出席した会長らは地域や業種を超え、情報交換に花を咲かせた。
同組合地方創生推進室の担当者は、「今回の開催をもって参加者らの反応や声を反映しながら、今後もこのような機会を作っていきたい」と意気込みを込めた。
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