【間一髪!財産を守る心と行動が高齢男性を救う!】「タンス預金にする」特殊詐欺被害を未然に防止、銀行職員などに感謝状を贈呈

特殊詐欺を未然に防いだ第四北越銀行白山支店と銀行職員に新潟中央警察署が感謝状を贈呈

新潟中央警察署と新潟中央防犯協会連合会は11月25日、新潟中央警察署において、特殊詐欺被害を未然に防止した銀行員のその支店に対し、感謝状を贈呈した。

感謝状が贈呈されたのは、第四北越銀行白山支店の金澤勅(おさむ)支店長と、同支店の新井ゆう子次長の2人。

10月28日、第四北越銀行白山支店に勤務する新井次長のもとに80歳代の男性客が高額な現金を引き出しに来た。男性からの話を聞き、新井次長が男性に理由などを問うと「タンス預金にする」などと話したことから、新井次長は特殊詐欺を疑った。

その後、新井さんからの説得を受けるも80歳代男性は「タンス預金にする」の一点張りで高額な現金を引き出して退店した。一方、銀行側は新潟中央署に通報し、ことの経緯を警察に説明した。

その中で、自宅に向かって歩を進めていた80歳代男性の男性は違和感を感じ取り、新潟中央署に自ら通報した。

そして、警察と銀行からの粘り強い説得の末、80歳代の男性は騙されていたことを自覚し、特殊詐欺被害は未遂に終わった。

なお、男性はその後、引き出した現金を再び口座に入れたという。

感謝状贈呈の様子

第四北越銀行白山支店の金澤支店長は、「白山支店では数年ぶりに被害を未然に防ぐことができました。これからも高額の引き下ろしでお客様が使途先を説明できない場合は、すぐに警察に通報します」と話した。

一方、新井次長は、「私は五泉支店にいた時にも未然防止をしたことがありました。今回が2回目の未然防止です。お客様の大事な財産を守ることができて大変良かったです。この体験を他の職員とも共有して、詐欺からお客様を守っていきたいです」と語った。

新潟中央署の左京秀明署長は、「自宅の固定電話が狙われています。防犯機能付き電話を設置することが必要です。電話でお金の話が出たら、すぐに対応せず、詐欺を疑ってください。警察に速報してください」と呼びかけた。

 

【グーグルマップ 第四北越銀行白山支店】

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓