新潟県立十日町病院の改築工事が進む

隣接地には来春、県立十日町病院附属看護専門学校が開校

左が第1工区(外来診療棟)、右奥が第2工区(新病棟)

新潟県立十日町病院の改築工事が進んでいる。場所は、現在地(十日町市高山32番地9)。工事期間は、第1工区(外来診療棟)が平成26年にスタート。こちらは既に終わっており、平成28年5月2日、MRI検査室、CT検査室、十日町地域救急テーション、外科、内科、神経外科などが入る「新外来診療棟」がオープンしている。現在、第2工区(新病棟)の建設が進められていて、年内には完成予定。現病棟の解体工事などは第2工区工事終了後に行なうという。

右から第1工区(外来診療棟)、現病棟、第2工区(新病棟)

新病院は、地上7階・地下1階建、延床面積 約2万2000平方メートル。免震構造のため、災害時であっても病院機能を確保できるほか、1階に配置する講堂は、大規模災害時に被災者に対する効率的かつ適切な医療を提供するためのトリアージスペースとしても活用できるという。

病室は、個室が21室から80室と約4倍に増加するほか、6床室中心だった多床室も、個室感の増す4床室中心(47室)に変更する。このほか、エントランスホールの近くに、医療情報ギャラリーを配置し、イベントの開催や医療に関する情報提供などで病院と地域をつなぐ。

駐車場は、移動や除雪の困難な人のために、県立病院としては初めて地下駐車場を整備。病院正面の駐車場と併せて、外来用の駐車台数は288台と、約1・75倍に増加する。

一方、十日町病院の隣接地に、十日町市休日一次救急センターなどが入居する施設「十日町市医療福祉総合センター」の建設も進められていて、その中には、来年4月の開校を目指す「県立十日町病院附属看護専門学校」も入居する。看護系では今年4月に長岡崇徳大学が開学するほか、NSGグループが三条市内に来年4月の開校を目指して看護系の専門学校の建設を進めている。

十日町市医療福祉総合センター

【十日町病院改築工事についてのHP】

(県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/byoingyomu/1356765483468.html
(十日町市)
http://www.city.tokamachi.lg.jp/kenko_fukushi/C002/C006/1454068606231.html

【十日町看護専門学校についてのHP】
http://www.pref.niigata.lg.jp/byoingyomu/1356912157337.html

十日町地域救急テーション

完成イメージ

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