新潟県立新発田商業高校の生徒による商店街空き屋活用店「ふくら」がプレオープン、生徒考案商品が勢揃い

新発田商業高校の生徒による商店街空き店舗活用店「ふくら」

新潟県立新発田商業高等学校の生徒が新発田市内の商店街の空き店舗を活用した店「ふくら」が、3日にプレオープンした。

新発田商業高校のクラブ活動の1つである「商業クラブ」はこれまで、市内外で開催される様々なイベントに参加し、市の特産品であるアスパラガスを使用したパンや、城下町というところから発想を得た鯱クッキーなどを地元企業と開発し、販売を行ってきた。

しかし、昨年からの新型コロナウイルスの影響でイベントの参加などの機会が大幅に制限されたことから、商店街の空き店舗を利用した活動の可能性を模索。その中で、今年同市の商店街の有志によって設立された「まちづくり会社 一般社団法人 NEOHATT」(代表:セキカワカナモノ 関川良平代表取締役)の「まちなかの価値を高める」という活動方針と目的が一致。

NEOHATTの協力のもと、空き店舗となっていた旧中村屋(和菓子店)を利用し、高校生による空き店舗活用店「ふくら」がオープンした。

新発田市の特産物を使用した「新発田牛メンチカツバーガー」、「アスパラパン」など

ふくらでは、商業クラブの生徒が考案した「新発田牛のメンチカツバーガー」や「アスパラパン」など、新発田市の特産品を使用したものや、これまでのクラブ活動で考案したパンをメインにしながら、近隣の商店街の商品などの販売も行う。

プレオープンとなった同日は、商業クラブの生徒が店頭に立ち、接客・販売を行った。オープンと同時に続々と人が訪れ、あっという間に品切れになる商品が出るなど、盛況ぶりが窺えた。

接客を行っていた新発田商業高校 商業クラブ副部長の小熊さんは、「たくさんの人に来てもらえて嬉しい。シャッター街になっている周辺の商店街に人を呼び込めたらいいなと思う」と話していた。

また、NEOHATTの関川代表は「空き店舗を利用することで商店街が活性化していければと思う。この取り組みをきっかけにシャッターが閉まっているお店を積極的に開いていきたい」と話していた。

店内の様子

【グーグルマップ 「ふくら」所在地】

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