「NVAピッチ」グランプリにシニア向け完全栄養食のLacuS・古津瑛陸氏 新潟ベンチャーサミット2024開催

  • 3週間前

ハードオフの山本太郎社長(写真左)と、グランプリを受賞したLacuSの古津瑛陸氏(写真右)

「新潟ベンチャーサミット2024」内で開催されたピッチイベント「NVAピッチ」で、シニア向け完全栄養食の株式会社LacuS(ラコス 新潟市中央区)代表取締役社長・古津瑛陸氏がグランプリを含む3つの賞を受賞した。

「新潟ベンチャーサミット」は次世代の起業家の輩出を目指して新潟ベンチャー協会が開催しているイベントで、今年は12月2日にホテル・イタリア軒で開催。その中で開催されたピッチイベントでは、予選を通過した桜井隆志氏(株式会社Forest Folks)、高橋萌氏(株式会社ファミくるケア)、大石克輝氏(拾壱ビッグストーン株式会社)、大島巧氏(株式会社Talkpass)、古津氏(Lacus)の5人がビジネスアイデアを発表し、古津氏がグランプリ、KDDI賞、B Dash Ventures賞を受賞した。

Lacusは高齢者など摂食嚥下障害がある人向けの完全栄養アイスを開発しており、古津氏は開志専門職大学在学中の2022年に同社を起業。受賞の挨拶では「2年前、NVAピッチに初めて出た時は悔しい思いをして、そこから事業をどんどん伸ばしていきたいという一心で走ってきた。まだ成し遂げたいヴィジョンには到底及んでいないので、これからも全力で戦っていきたい」と力を込めた。

新潟ベンチャーサミットの様子

新潟ベンチャー協会の理事を務める株式会社ハードオフコーポレーションの山本太郎代表取締役社長はLacusと古津氏について「新潟発で日本全国、そして海外への展開の可能性も感じている」と評価。そして「新潟県は上場企業が39社、東証グロース市場の企業は0社。これは新潟の明確な課題だと思っている。上場が評価のすべてではないが、こういった(NVAピッチなどの)取り組みを繰り返すことで、新潟から元気な会社が生まれてくることを楽しみにしている」と話した。

グランプリに輝いた古津氏には特典として、新潟ベンチャー協会会員によるメンタリングなど、会社の成長を促す支援が提供される。

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