【南区の安全安心を守るために】新潟南署・新潟南消防署・南区役所が初の合同出発式を実施、年末年始に向けて

新潟南警察署、新潟南消防署、新潟南区役所などが初の合同出発式を実施

新潟南警察署と新潟市南消防署、新潟市南区役所は12月6日、新潟南警察署において、年末特別警戒活動の出発式を初めて合同で実施した。

出発式には、新潟市南区の長浜達也南区長をはじめ、新潟南署の原伸一署長、南消防署の浅田晃署長など計42人が出席した。

警察署長と消防署長による挨拶の様子

冒頭、新潟南署の原署長は「署員は一丸となって警察の特別警戒と消防の歳末及び新年火災特別警戒を強力に推進し、南区に居住する皆様が年末年始を安全に暮らせるように努めて頂きたい」と話した。

一方、南消防署の浅田署長は「本年は12月5日までに、新潟市内では134件の火災が発生している。南区については、火災が11件、救急が1834件発生している。年末を迎え、火災や事故が発生しやすい季節となるが、私たちが果たすべき使命は非常に大きいものと感じている」と述べた。

その後、新潟南署敷地内に集結したパトカーや消防車などの車両15台は、新潟市南区の安全を守るために出発した。

左から 新潟市南区の長浜達也南区長 新潟南署の原伸一署長 南消防署の浅田晃署長

式典後、新潟南署の原署長は集まった報道陣に対し「今年の元旦に大きな地震があったが、現場において消防さんや区役所などと、その都度連携があった。そういった状況から、将来に渡って連携を密にしていく事が南区の安全安心に繋がると考え、今回は合同で実施させてもらった」と経緯を語った。

南消防署の浅田署長は「今年は新潟市全体を見ても、火災は減少傾向にある。しかし、住宅火災などは去年と同数くらい発生している。コンロ火災やたばこによる火災、それに電気火災も非常に多くなっているので、注意して頂きたいと思う」と呼びかけた。

警察によると、新潟南署管内では10月末時点で特殊詐欺による被害が12件発生しており、総被害額は約5,800万円。この数字は、昨年の2倍(2023年は6件)の発生件数、総被害額は約19倍(2023年は約300万円)と激増している。

警察では年末特別警戒活動として、金融機関やコンビニエンスストアへの立ち寄りを強化するなど、年末年始に向けて犯罪への警戒を強めている。

新潟南署の署長の合図でパトカーや消防車などが出発する様子

電光掲示板を搭載した車両

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