【最新技術展示と開発者との交流イベント】三条市立大学×日本精機が「Tech MEET UP」を開催
注目記事を日曜日に再掲載します
初回掲載:2024年12月11日
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会場となった三条市立大学
2021年4月に創立し、本年度に初の卒業生を輩出する三条市立大学(新潟県三条市)と車載・民生ディスプレイ製品等の電子機器メーカーである日本精機株式会社(新潟県長岡市)は「イノベーションの創出に関する連携協定」の締結に合意。2025年1月に調印式を予定している。
連携協定の締結に先立ち、12月9日に学生たちが同社の技術に触れるイベント「Tech MEET UP」を開催した。
本イベントは三条市立大学の1階正面玄関ピロティと2階の演習室にて、日本精機の主力製品である「ヘッドアップディスプレイ」をはじめとする最新製品・技術を展示。その後、1Fの学生ホールを使用して学生と技術者の交流会を実施する。同社の技術開発部門の社員が15名程参加し、学生や教職員に向けて説明とデモンストレーションを行った。
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1F正面玄関ピロティにてヘッドアップディスプレイ搭載の実車を展示
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順番に運転席や助手席に座り、技術者からの説明を聞く学生たち
イベントには約80名が参加。同校のキャリアデザイン科の学生は授業の一貫として、同イベント後にレポートの提出が必要となる。ただ見学するのではなく、学校側からは「最新テクノロジーであなたは何を作ってみたい?」という問いが投げかけられ、考えながら見学するように指導があった。
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真剣にメモを取る学生たち
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2Fに展示された建設機械ガイダンスシステム・Holfeeでは、学生からの疑問に「いい質問ですね」と笑顔で応える場面も。
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交流会では積極的な質疑応答が行われた
同社の技術開発部門の説明で印象的だったのは「顧客の課題解決のため」という言葉。常に“マーケット・イン”の考えをもち、自社の技術を高めることによって顧客が抱える課題の解決を図っていくことで事業の持続的な成長を促している。
今後の連携協定によって、さらにイノベーションの創出が加速し若手技術者の育成や新しいサービスなど新たな価値へとつながることが期待される。
【関連リンク】
日本精機株式会社ホームページ