国土交通省北陸信越運輸局が上越海上保安署と合同でジェットフォイル「ぎんが」の夏季安全総点検を実施
国土交通省北陸信越運輸局は6日、上越海上保安署と合同で、佐渡汽船株式会社のジェットフォイル「ぎんが」の夏季安全総点検を新潟県上越市の佐渡汽船直江津ターミナルで実施した。
この日は、北陸信越運輸局、上越海上保安署、佐渡汽船の職員約20人が2班に分かれて、東京オリンピックを控えたテロ対策としてターミナルのごみ箱チェックを行ったほか、ジェットフォイル内の消火器や救命設備などを点検した。
上越海上保安署の青木弘市署長は「これから夏休みになり人の流れが多くなるので、新型コロナウイルスの感染防止のほか、安全対策に万全を期してもらいたい。万が一の事故に備えて、訓練を重ねるなどしてもらいたい」と話した。
北陸信越運輸局海事部の谷内勝雄首席運航労務監理官は「アルコール消毒や体温測定など、新型コロナウイルス対策は徹底してやられている。ライフジャケットも大人用、子供用ときちんと区別できるようになっている。特段こちらが指摘するようなことはなかった」と話した。
北陸信越運輸局では毎年、ゴールデンウイーク前や夏休み前、年末前に旅客航路事業者に対して同局職員による立ち入り検査を実施しており、今回は4月末から小木-直江津航路でジェットフォイルがスタートしたことから、佐渡汽船直江津ターミナルでの点検となった。
北陸信越運輸局は9日にも、新潟県魚沼市の奥只見遊覧船発着所で、奥只見観光株式会社の「ファンタジア」を点検する予定。