地元にいながらにしてマレーシアを体験!『World Café ~世界の茶の間~』で異文化交流を楽しむ(新潟県長岡市)
新潟県長岡市の大手通にある国際交流センター「地球広場」では、市民と長岡市在住の外国人が互いの文化を学び、国際理解を深めることを目的として、年に2回ほど「World Café ~世界の茶の間~」を開催している。
2024年12月14日には、マレーシア出身のフィフィ・アニサ・ビンテイ・ムハマド・リザムさんが講師として登壇。長岡市民30人が、フィフィさんの母国、マレーシアについて学んだ。
フィフィさんは最初、簡単な英語を交えながら、マレーシアの建造物や言語、民族衣装「バジュクロン」、さらには同国の熱帯雨林に生息している世界最大の花「ラフレシア」などについて紹介した。催しの中で、実際のバジュクロンを試着した中野世羅さん(13)は、「テレビで見たときは、夏に着ると暑そうに思っていたが、実際に着てみると生地の着心地が良く、思っていたより邪魔にならなかった」と述べた。友人に誘われて今回の催しに参加したという中野さんは、「外国の文化に興味があり、将来は海外にも行ってみたい」とした。
後半には、英語を使った簡単なゲームやフィフィさんへの質問タイムも設けられ、参加者同士の交流も盛り上がった。親子で参加した佐藤加苗さん(40代)と千夏さん(10代)は「ゲームがとても楽しかった」と話し、積極的にイベントを楽しんでいる様子だった。
言葉の壁を感じさせない和やかな雰囲気の中、催しを通して、参加者たちはマレーシア文化への理解を深めていた。
(写真・文 湯本 泰隆)