新潟県佐渡市で野生下のトキの今期最初の抱卵を確認

関東地方環境事務所は20日、新潟県佐渡市で、野生下のトキの今期最初の抱卵(親鳥が卵を抱えて温めること)を同日確認したと発表した。

2016年生まれ3歳オス(個体番号No.A40)、2016年生まれ3歳メスのペア(個体番号No.312)は2月下旬から擬交尾や枝運びなどを行う様子が観察されていて、3月14日にはスギの樹上で営巣していることが確認されていた(営巣場所は水田に隣接する雑木林で、巣は地上から数十メートルの高さという)。そうしたなか、20日6時12分ごろ、モニタリングチームが観察していたところ、メスが巣上で座り込む様子が確認できたことから、抱卵を開始したと判断した。なお19日午前のモニタリングでは座り込む様子が確認されていないことから現在抱卵している卵は19日の夕刻以降に産卵したと推察されるという。

なお20日時点で営巣が確認されているペアは、このペアを含めて5組。

抱卵するNo.312と枝を運ぶNo.A40(写真提供=関東地方環境事務所)

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