【愛犬の散歩中に転落男性を発見】人命救助に貢献した男性に感謝状、「命が救われて良かったです」
新潟中央警察署は、信濃川に転落した男性の救助に貢献したとして、田村和好さんに感謝状を贈呈した。
新潟中央署の左京秀明署長から感謝状が手渡された田村さんは、11月20日6時10分ころ、新潟市中央区柳島町地内で愛犬の散歩中、信濃川に浮かぶ排砂管(はいさかん)の上に乗ってつかみながら「助けてください」と信濃川上で声をあげていた男性を発見し、通報した。
転落した男性は飲酒しており、どのようにして信濃川に転落したのか説明できない状況であったが、救急搬送され、低体温症はあったものの命に別状はなかった。
救助される前、排砂管の上で男性は、「助けてください。救急車を呼んでください』と、話すことができた。
排砂管とは、川から土砂が流れてきて、放っておくと土砂が堆積して水深が浅くなり、フェリーなどの出入港できなくなるおそれがあることから、浚渫船で作業を定期的におこなっている管。排砂管は直径60センチ、長さは300メートルのもの。
感謝状を受け取った田村さんは、「当時は信濃川から『助けてください』と言う声を聞いて驚きましたが、冷静に対応することができでよかったです。川に転落した人には今回初めて遭遇しました。以前は古町で酔って寝ていた男性を見つけて通報した事もありました。命が救われて良かったです」と話した。
新潟中央署の左京署長は、「適切に通報していただき大変感謝いたします。冬の寒い中、尊い命が救われてとても良かったです」と感謝の言葉を述べた。