【市況低迷や大手との競争で苦戦】1887年創業の老舗、寝具類など小売のすみや(新潟県三条市)が事業を停止し弁護士一任

東京商工リサーチ新潟支店によると、寝具類、衣料品など小売の有限会社すみや(新潟県三条市、設立1961年9月5日、資本金400万円、住谷豊社長)が12月2日に事業を停止し、事後処理を村上裕弁護士(村上裕法律事務所、新潟市中央区)に一任した。今後は任意整理を予定している。

負債総額は債権者17社に対し、約7,600万円。

すみやは1887年創業の老舗業者で、1961年9月に法人化。寝具類や衣料品などの小売を手掛け、既往においては多店舗展開を図り、1986年5月期の売上高は約2億6,700万円を計上していた。

しかし、市況低迷や大手量販店との競争激化などで販売面は苦戦を強いられ、近年は1店舗のみの展開となっていた。オーダーメイド枕や布団のリフォーム、クリーニングなどのサービスで差別化を図り、集客アップなどに努めたものの、2024年5月期の売上高は6,230万円にとどまり、採算的にも恵まれず、資金繰りも限界に達したことで今回の事態に至った。

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