「バーチャル高校野球」で地方大会全試合中継を目指す新たなプロジェクトを始動
株式会社朝日新聞社(東京都)と朝日放送テレビ株式会社(大阪府)は、株式会社運動通信社(東京都)が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内で展開する「バーチャル高校野球」にて、KDDI株式会社(東京都)の協力のもと、地方大会の全試合中継を目指す新たなプロジェクトを始動する。地方球場の通信ネットワークを整備することなどによりプロジェクトの実現を目指し、コロナ禍においても安心して球児たちを応援できる環境を構築する。これにより多くのファンに高校野球を楽しんでもらうことを目的としている。
「バーチャル高校野球」は、高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめるサービスとして、2015年に朝日新聞社と旧朝日放送株式会社(現朝日放送グループホールディングス)が共同で開始した。
今年開催される「第103回全国高校野球選手権大会」では、6月28日の南北海道大会函館支部予選を皮切りに、地方大会の約6割となる2,400試合以上を中継する。
各都道府県で開催される地方大会のすべてで準決勝以降の試合を視聴することが可能。さらに計29の地方大会においては全試合をライブで視聴できる。なお、この29大会は青森、岩手、秋田、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、愛知、新潟、長野、石川、福井、滋賀、京都、 大阪、奈良、和歌山、岡山、鳥取、山口、香川、徳島、愛媛、長崎、熊本、大分、鹿児島、沖縄となっている。ライブ中継の最新情報は、「バーチャル高校野球」にて随時更新される。
ライブ中継以外にも、全49地方大会決勝のハイライト動画を視聴できるほか、地方大会は全試合をイニングごとに速報が届けられるため、コロナ禍においてもバーチャル高校野球を通じて思う存分に高校野球を楽しめるという。
さらに、今年度から各地方大会の映像を見逃し配信として販売を開始する。ライブ中継を見逃した場合も、観たい試合をいつでも、どこでも視聴できる。視聴は試合ごとの購入(税込1,960円)または、高校野球全試合の購入(税込4,900円)で可能となる。