【富士山のご来光をメタバースで体験しよう!】静岡県の新春企画、リプロネクスト(新潟市西区)が制作

MetaverseSHIZUOKAお正月企画(プレスリリースより)

2025年1月1日から1月20日までの期間、静岡県が運営するメタバース空間「MetaverseSHIZUOKA」で、富士山のご来光を体験できるイベントが開催される。このイベントの企画と制作を手掛けたのは、新潟市西区に本社を置く株式会社リプロネクスト。同社はこれまでも、メタバース技術を活用した多彩なプロジェクトを実現してきた。

<公開期間>
2025年1月1日(水)0:00 〜1月20日(月)12:00
「Fuji Sky Deck」はこちら:https://door.ntt/e58qDfD/fuji-sky-deck
※上記期間以外は、通常版の「Fuji Sky Deck」を楽しめる

 

実際の富士山を基に再現されたメタバース、楽しいイベントも用意

ふじっぴー開運みくじ(プレスリリースより)

「MetaverseSHIZUOKA」の中心となるのは、富士山を模したバーチャル空間だ。この空間は、3次元点群データを活用して制作され、実際の富士山の形状を忠実に再現している。利用者はPCやスマートフォンからアクセスするだけで、富士山の山頂に立ったような気分を味わえる。

また、メタバース空間内のイベントとして、静岡県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」が登場するコンテンツが用意されている。

「ふじっぴー開運みくじ」では、複数のふじっぴーの中から一つを選ぶとおみくじが現れ、新年の運勢を占うことができる。さらに、鏡餅をメタバース内で組み立ててフォトスポットとして楽しむ機能や、足湯を模したリラックススペースも設置されている。

巨大鏡餅オブジェを作ろう(プレスリリースより)

火口で足湯交流スペース(プレスリリースより)

 

 

メタバースの活用による新たな交流の場

リプロネクストで広報を担当する高橋沙弥氏

リプロネクストでは、これまでに県内外でメタバース技術を活用したさまざまなプロジェクトを展開してきた。お正月には3年連続で新しい取り組みを行い、話題を呼んでいる。

2021年には、新潟県弥彦神社の初詣をVR映像で配信し、コロナ禍で初詣ができなかった人々に新しい形での参拝体験を提供した。また、昨年にはAR技術を用いた企画も実施するなど、技術力を活かしたユニークな企画を実行してきた。

今回のイベントは、そうした経験を基に、富士山という世界的に知られるシンボルを活用している点が大きな特徴だ。リプロネクストで広報を担当する高橋沙弥氏は、「現地で富士山のご来光を見ることが難しい人々や、遠方から参加する方々にとって、メタバース空間が新たな交流の場となって欲しい」と説明する。

 

さらなる技術革新であらたな未来の創造を目指す

インタビューに答えるリプロネクスト(新潟市西区)の藤田献児代表取締役

新潟市に本社を置くリプロネクストは、地域密着型のプロジェクトを通じて、新潟県内外の地域活性化に貢献している。同社の藤田代表は、「メタバース技術の可能性を広げることで、教育や観光など多方面での活用が期待できる」と語る。

今回の静岡県との協力は、新潟発の技術が全国で注目される一例だ。今後、新潟県でも同様の取り組みが実現されることが期待される。

また今後の展開について藤田代表は、AIの技術をメタバースに取り入れた新たなサービス開発に取り組んでいく構想を持っている。メタバースのさらなる技術革新と、活用シーンの拡大に注目が集まる。

リプロネクスト(新潟市西区)、本社オフィス内の様子

 

(文・撮影 中林憲司)

【関連サイト】
リプロネクスト

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