【負債総額は約2,400万円】旅行業の株式会社エムエスティ(新潟市北区)が破産開始決定、コロナ感染拡大で売上低迷
東京商工リサーチ新潟支店によると、旅行業の株式会社エムエスティ(新潟市北区、設立2010年7月1日、資本金1,590万円、菅沼三男社長)は、12月18日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。なお、負債総額は約2,400万円が見込まれる。
エムエスティは、2010年7月に旅行業を目的に設立し、2011年3月に第三種旅行業の登録許可を得て、「すまいるとらべる」の名称で営業を行っていた。
国内・海外旅行を取り扱い、2015年1月期は約2500万円の売上高を計上していた。しかし、市況低迷や新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、2021年1月期の売上高は約200万円に落ち込んでいた。
その後も売上高はほぼ横這いで推移し、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが5類に移行した後も業績面に目立った改善は見られず、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは176件目となる。