【自宅に居ながら合説を】AR空間での合同企業説明会が開始、県内9社が出展 リプロネクスト(新潟市西区)制作

「NIIGATA XR CAREER EXPO」イメージ (画像提供:リプロネクスト)

株式会社リプロネクスト(新潟市西区)が12月27日、AR技術を用いた合同企業説明会「NIIGATA XR CAREER EXPO」を開始した。同社でインターン生として働いていた開志専門職大学(新潟市中央区)の学生たちが企画したもの。ARを用いて出展企業のオフィスを見学でき、会社の雰囲気を掴むことができるなど、学生目線での工夫を凝らした。出展企業・行政は9者で、実施期間は1月31日までの約1カ月間。

携わったのは開志専門職大学事業創造学部の3年生、佐藤琉世さん、小池悠雅さん、東美希さん、渡邊虹希さんの4人。9月から12月まで同社でインターン生として働いていた。AR空間の構築自体は社内のエンジニアが行ったが、見学できるコンテンツや空間のレイアウトの考案、参加企業へのアポイントやアンケートなど多くの役割を担った。

AR空間には、スマートフォンを使って自宅や学校などから入室できる。参加できるタイミングの多さや手軽さはリアルの合同説明会に対するメリットだ。空間内では各企業の説明を閲覧することができるほか、社員へのインタビュー動画や、オフィス内を写した360度ビューなども見ることができ、会社の雰囲気を掴みやすい。小池さんは「動画やオフィスの様子を見て、会社の雰囲気を知ることができるのは、ARならではの強み」だと胸を張る。

左から、佐藤琉世さん、小池悠雅さん、東美希さん、渡邊虹希さん

「NIIGATA XR CAREER EXPO」について話し合う4人

一方で、企業へのアポイントやインタビュー、限られた実習期間の中でスケジュールなど、学生たちにとって初めての経験や困難もあった。彼らが今後、就職活動や就職後にこの経験を活かしていくことが期待される。

リプロネクストの加藤眞規子さんは「期待以上にしっかりとした企画になった」と太鼓判を押す。「働いているとここまで細かくアンケートを取ったり、それを元に企画を練ることがなかなか難しくなる。また、(利用者である)学生目線でのアイデアも取り入れており、非常にありがたい」。

ARを使った合同企業説明会は、リプロネクストにとっても初の試み。「こうした取り組みは全国でも珍しい。さらにブラッシュアップして、次年度以降も開催できれば」(加藤さん)という。

参加企業は、フラー株式会社や株式会社BSNアイネットなど8社と、新潟市の計9者。なお、利用には「STYLYアプリ」が必要になる。

 

【関連リンク】
「NIIGATA XR CAREER EXPO」 特設サイト

リプロネクスト webサイト

 

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