新潟国際情報大学(新潟市西区)が国内6大学目の「フェアトレード大学」に認定される
フェアトレード大学・タウン認定事業を行う一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(以下FTFJ)は、新潟国際情報大学を国内6大学目となるフェアトレード大学に認定したことを12月28日に明らかにした。
新潟国際情報大学は、「新潟国際情報大学フェアトレード憲章」を定め、学内でのフェアトレード商品の提供や販売、講義での貿易ゲームの使用、学生団体NUIS FTによるイベントや展示などを通して、フェアトレードの理解浸透に取り組んでいる点で高く評価された。
対話、透明性、敬意を基盤とした、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップというフェアトレードの理念だが、「フェアトレード大学」とは、その理念に賛同し、推進活動に取り組んでいる大学を、イギリスなどの基準を準用した日本独自の基準に基づき、認定する仕組み。
世界で初めてフェアトレード大学に認定されたのは、イギリスのオックスフォードブルックス大学で、その後、欧米を中心に286大学(2022年)がフェアトレード大学に認定されている。日本国内では2014年に静岡文化芸術大学が認定されたのを皮切りに、これまで5大学が認定されている。
新潟国際情報大学・越智敏夫学長は「このたび本学がフェアトレード⼤学に認定されたことは、学⽣と教職員が現在の地球上のさまざまな歴史的⽂脈を批判的かつ⾃省的に⾒直すきっかけとなるはず。ものを売り買いし、消費するという⽇常性のなかから地球規模の問題を常に考えなおす姿勢を⼤学として今後とも⼤切にしてゆきたいと思っています」と話している。