新潟県、静岡県熱海市で発生した土石流災害を踏まえて土砂災害警戒区域の緊急点検を実施
新潟県は7日、静岡県熱海市で3日に発生した土石流災害を踏まえ、土砂災害警戒区域の緊急点検を実施すると発表した。
今回優先的に点検する箇所は、土石流の土砂災害区域(5,357区域)のうち、建物が破壊され大きな被害が生じるおそれのある特別警戒区域(2,645箇所)に人家がある約280箇所。
点検手法としては、衛生画像データを用い、新たな崩壊や大規模盛土造成地を含めた盛土などの地形改変の有無を確認する机上点検後、新たな崩壊や盛土などの地形改変が確認された地域を対象とした調査による詳細点検を実施する。
机上点検は7月16日までの予定で、現地点検は順次実施する予定。土木部防砂課は、「もし現場に何らかの異常があった場合は状況に応じ、具体的な対策を講じるとともに、必要に応じ住民説明なども行う」と話していた。
【関連サイト】
新潟県土砂災害ハザードマップ
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/sabo/0293051.html