新潟県医師会から新潟大学医学部へ1,000万円の支援金を贈呈、昨年に引き続き2回目

新潟県医師会の堂前洋一郎会長(写真左)と、新潟大学医学部長の染矢俊幸氏(写真右)

一般社団法人新潟県医師会は国立大学法人新潟大学医学部に支援金1,000万円を贈呈し、8日には新潟県医師会館で贈呈式が行われた。この支援金は、コロナ禍の影響で経済的に困窮している同大学医学部医生のための生活支援金、および医師育成に係る学習環境の整備に充当するもので、昨年に続き2回目の贈呈となる。

贈呈式には新潟県医師会の堂前洋一郎会長と新潟大学医学部長の染矢俊幸氏が出席した。堂前会長は、「コロナ禍の影響で生活に苦しむ学生たちに、お金の心配をせず学習に励んでいただきたいとの思いで支援をさせていただいた。学生たちがより学習に励み、良き医師になってくれることを期待している」と話した。

これに対し染矢氏は「同規模の金額を医師会が大学に寄付するのは全国にも例がないということで、大変ありがたいと思う。学生がこの給付金を活用して日々の学習に励むことができるように医学部としても学習環境の整備・教育の質の向上に勤めていく」と謝意を述べていた。

昨年、新潟県医師会から新潟大学医学部に贈呈された支援金1,000万円のうち700万円は、収入が減少した学生77人に対し月3万円×上限3ヶ月という形で給付。このほか、医学科全学生へのマスク配布にも活用されたという。

今年度の給付対象は、「新潟大学医学部医学科に在学しコロナ禍の影響により経済的困窮に直面している学生」と元々収入が少ない学生も対象となった。

令和3年4月から6月の仕送りとアルバイト収入の合計平均月額が9万円以下の自宅外通学者へは、10万円を支給。また、令和3年4月から6月のアルバイト収入の平均月額が3万円以下の自宅通学者へは、3万円を支給する予定だ。

 

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