【Q3決算】ツインバード(新潟県燕市)、円安による原価高騰が響く
株式会社ツインバード(新潟県燕市)は1月10日、2025年2月期第3四半期決算短信(非連結)を発表した。
2024年3月から11月末までの売上高は66億9,000万円(前年同期比3.8%減)、営業損失は3億9,800万円(前年同期は2億9,500万円の損失)、経常損失は3億4,700万円(同2億4,900万円の損失)、四半期純損失は2億800万円(同1億8,300万円の損失)となった。
家電事業の売上高は64億3,900万円で前年同期比0.5%減収、セグメント利益は1億8,600万円で前年同期比25.4%減益。大型OEM製品の出荷が前期に完了した影響により前年同期から減収となり、また円安による原価高騰などが減益に響いた。
FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業の売上高は2億5,000万円で前年同期比48.2%減収、セグメント利益は2,100万円で前年同期比82.8%減益となった。
一方で9月から11月(第3四半期会計期間)は、収益性の高いD2Cや、インバウンド需要に対応したホテル向け製品、病院向け業務用冷蔵庫の売上が増加し、前年同期比で増収。円安による原価高騰などの影響は受けたが、原価低減の推進や販売費抑制により、前年同期から営業損失を圧縮した。
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