新潟県内の雪による人的被害は今冬合計40人に 内15人が重傷、2人が死亡

新潟県庁(2022年12月撮影)

新潟県が1月14日、同日15時30分時点の県内における雪の被害状況を発表した。今冬はすでに県内で除雪作業中の死亡事故が2件発生しており、県は注意を呼びかけている。

今回の集計により、今冬の雪による県内での死者は2人、重傷者は15人、軽傷者は23人で、人的被害の合計は40人となった。このうち雪下ろしなどの除雪作業中の事故が23人、除雪機事故によるものが15人、疾患発症を含むその他が2人だった。なお、死傷者のうち24人が65歳以上だった。

県の発表によると、阿賀町では9日、40歳代女性が除雪機で除雪中、ロータリに詰まった雪を除去しようと手を入れた際、右手中指が巻き込まれ重傷を負った。また南魚沼市で11日、70歳代女性が除雪中、用水路の蓋を開けようとしたところ転倒して腰部を負傷。歩行困難となる事例が報告されている。

 

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