「第2回風力発電関連産業参入研究会」が開催される
大型風力発電機の視察なども行われる
風力発電の導入促進と産業振興に取り組む新潟県は25日、「第2回風力発電関連産業参入研究会」を、胎内市にある株式会社日立産機システム中条事業所で開催した。
県は洋上風力を中心とした大型風力発電について、沿岸市町村、漁業関係者、大学、関係機関などとの連携を図り、導入に向けた具体的な可能性や課題の整理、地域振興策、環境整備などを検討している。この日の研究会では、「再エネ海域利用法における促進区域の指定に向けた取り組み」の説明のほか、県内企業が製造やメンテナンスに携わることができる可能性として、「他県地域企業の参入事例」が紹介された。
また、風車を製造している日立製作所から、「風車市場における日本メーカーの世界シェアが0・1%以下であり、風車のみならず部品においても国産化率が低迷している現実課題」と、「導入にあたっての地元企業の役割」についての説明があった。このほか、大型風力発電機の視察、変圧器の製造現場の見学が行われた。