新潟県が新型コロナワクチンの現在までの接種状況や今後の見通しについて公表
新潟県は9日、新型コロナワクチンの現在までの接種状況や今後の見通しなどについて発表した。
それによると、医療従事者(約8万人)の接種は6月末に終了。また高齢者(約72万人)の2回目の接種は7月7日時点で32.5万回(接種率45.1%)となっていて、7月末までの終了を目指しているという。
職域接種については、67の企業・グループなど(人数ベースでは約17.9万人)から申請があり、承認済みは38(人数ベースでは約10.4万人)、承認待ちは31となっている。
一方、ファイザー社製のワクチンについては4月5日の週から市町村への供給を始めている(当初1週間サイクルで供給。4月26日の週から2週間サイクルで供給)ほか、県や市町村の大規模接種センターにも供給している。
武田/モデルナワクチン社製ワクチンについては、ファイザー社製とともに県や市町村が設置する大規模接種センターに供給しているほか、職域接種用にも供給している。
ただ、ファイザー社製については、6月の市町村の接種能力体制が今後もそのまま維持された場合、8月2日から29日において、必要量600箱に対し、在庫および供給量は440箱程度にとどまることが見込まれるという。このため、今後、市町村において、在庫量や供給量に応じて接種スピードを柔軟に調整していくことが必要となるが、当面は大規模接種(市町村協力型※は除く)における接種枠をワクチン配分の調整に反映させ、県全体の12歳以上人口対配分量でワクチン配分が遅れている市町村に優先して枠を配分するなどして対応していくという。
※県と市町村が協力して行う大規模接種。