【負債総額は約2億6,300万円】雑貨ショップ「utika(ウチカ)」運営の宇智華(新潟県三条市)が破産開始決定
東京商工リサーチ新潟支店によると、日用雑貨小売の有限会社宇智華(うちか、新潟県三条市、設立1999年5月19日、資本金6,300万円、池清一社長)は、12月25日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。
なお、負債総額は約2億6,300万円が見込まれる。
「utika(ウチカ)」の店舗名で日用雑貨の販売を手掛け、三条市及び新潟市に店舗を展開し、2014年1月期には約3億1,400万円の売上高を計上していた。
しかし、ECサイトの台頭やコロナ禍における行動制限等で来店客の減少を強いられ、2024年1月期の売上高は約1億7,300万円に減少していた。また、コンセプトを絞れず、品揃えの多さも経営面の負担となっていた。
その後も業況に好転材料は乏しく、2024年7月に「utika新潟駅南店」を閉店したほか、8月には「utika三条店」も閉鎖し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは178件目となる。